昨今、教育界だけでなく生徒の保護者も敏感になってきている「体罰」の概念。
久しぶりにニュースで見たと思っていたら、
学生の死者が出てしまいました。
ニュースの内容はこちら。
【桜宮高2自殺】
顧問体罰、10年前から OB証言、倒れ込むほど強烈
要約すると、バスケ部顧問がキャプテンに過剰に気合を入れるためにビンタしまくっていたという話ですが、ハタから見てもエグい話ですよ。
しかし、悪い面だけが出回っているわけではありません。
「バスケットボールというチームプレイの中において、叱られ役は必要」
と、同校のOBは言う。
また、教師に憧れて入部した人もいるとか。当然体罰は覚悟の上でです。
新年早々賛否両論ある問題ですね。
「チームの強化に体罰は必要」という流れですが、とあるスポーツ選手はこう言います。
「体罰では強くならない」
元野球選手・桑田真澄選手の取材時の言葉です。たしかNHKで見ました。
桑田選手の取材の言葉ですが、
「私が学生時代の時は体罰は当たり前のようにあった。ケツバットでお尻を叩かれ、バットの跡が3本ぐらい残った。自転車のサドルに座れない程腫れました。」
「しかし、当時の時代ではそれが正しかったんです。現在の教育では体罰はやってはいけない。時代に合わせて教育方法も変わってくる。でも、日本のスポーツ界の指導者が進化していない。」
「僕自身、体罰を受けていたときはロクな選手ではなかった。」
桑田選手だからこそ、説得力のある、強いメッセージ性が込められています。
ゆとり教育からの脱却だの、体罰だの、教育界が直面している難しい問題だと思います。
個人的には体罰は良くないと思います。
かつて古代ギリシャにおいて、「スパルタ教育」なるものが行われていました。
しかし、この体制は数百年で終わってしまいます。
長続きしない教育方針は、意味が無いと思います。
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